近年、「安全で安心なまちづくり」を掲げる、地域防犯団体が急増している。この活動は一見すると、「体感治安」の低下に牽引された犯罪への抵抗運動であるようにみえるが、本発表では地域防犯団体の急増を心理的要因に還元することなく、多様なアクターからなる「空間の生産」として捉えることとした。 *関西社会学会大会奨励賞を受賞