本報告はテーマセッションC「犯罪不安とリスク社会」(コーディネーター、杉山和明)での学会報告である。 本報告では80年代以後の犯罪政策において注目されてきた「割れ窓理論」が、80年半ばから90年代初頭にかけて、ニューヨーク市の具体的な政治状況に埋め込まれていたことを指摘した。いわゆる「新保守主義」の政策として「割れ窓理論」を位置づける試み。