社会学における権力論の系譜を、戦後世界史の流れの中に位置づけて整理した。M.ヴェーバーから出発し、これがR.ダールなどの政治社会学へと取り入れられた後、60年代の終わりからいわゆる「ポストモダン」論で変奏される流れについて、初学者にも分かりやすく解説した編著論文。