呼吸筋麻痺から発症したALS患者の臨床経過と換気補助下歩行における工夫について報告した。下肢筋力低下の出現に先行してみられた、C3〜5の上下に隣接する頚髄節に支配する筋群の弱化に対する歩行器の工夫と頚椎カラーの導入によって、歩行可能期間が延長した。