医療分野において最近になって、医師の診察をはじめとする患者との会話構造の研究が始まっている。しかし、理学療法の領域においても患者とのコミュニケーションは重要なテーマであるが、研究は極めて少ない。これまでに、総合病院とリハビリテーション専門病院において理学療法士と患者との言語的コミュニケーションの構造を分析してきたが、ここでは老人病院における調査を実施したので報告を行った。