介護保険制度の施行により、ホームヘルプ事業には多様な事業主体が参入してきた。その結果、市場原理が働き、ホームヘルプ活動の「質」の向上とサービス供給量の増大が期待された。それに伴うホームヘルパーの雇用の安定も期待された。そこで、介護保険制度施行後3年が過ぎた、京都府下で働く非正規職員がどのような労働条件・待遇の状態に置かれているかを明らかにした。さらに正規職員・非正規職員の「やりがい」「働きがい」についても探った。