介護労働者の運動器障害関連QOLと職業性ストレスの関連を検討するために,無作為抽出した1,200名の介護福祉士会員に無記名自記式のアンケート調査を行った。多重ロジスティック回帰分析の結果,運動器障害関連QOLに職業性ストレスや運動器の自覚症状が有意な関連性を示した。運動器障害関連QOL対策として,身体的な負担軽減対策だけでなく職業性ストレス対策の必要性が示唆された。