A県Bニュータウンで発生した孤独死(自殺を含む)のデータを分析した。男性の孤独死件数は女性のそれの1.7倍の件数が発生していた。そして、孤独死は前期高齢者の男性に多く発生していた。また、住居形態別にみると、孤独死発生件数の約6割が「公営住宅」で起きていた。一人暮らし高齢者の多い住区で孤独死の発生件数が多いという関連がみられたが、高齢化率の高い住区では孤独死発生率が高くなかった。加えて、自治会組織率の高い住区では、孤独死発生率が低いことを明らかにした。