介護保険施行後、従来型の集団処遇から個別ケアへの移行が求められ、老人福祉施設に個浴を導入され始めた。個浴による入浴介助作業時の介護職員の負担に関する調査はこれまで行われていない。そこで、個浴による入浴介助を実践している介護現場において、上体傾斜角と表面筋電図を測定して腰部の負担を検討した。また、介護職員と利用者双方の主観的評価も実施した結果を述べた。