今日、一人暮らし高齢者だけではなく、同居家族がいる世帯でも地域や社会から孤立し、孤独死に至っている。孤独死問題の本質は、一人で死ぬことや死後発見されるまでの日数ではない。社会から孤立した果ての死、つまり「社会的孤立死」が問題である。孤独死問題を考える際、孤独死という形態や現象だけにとらわれてはいけないことを述べた。