森林環境教育の舞台となる森林は、「国土の保全」「水源のかん養」「生物多様性の保全」「気球温暖化の防止」「文化の形成」「木材等の物質生産」等の多面的機能を有しており、国民生活に様々な恩恵をもたらす「緑の社会資本」である。本書は、森林環境教育において、児童の人格形成や情操教育、幅広い知識の習得を可能とする、教科の(生活科・社会科・理科・図画工作科)授業展開の在り方を探ったものである。筆者は、授業展開例の図画工作を担当している。