児童をA群~苦手意識のある児童(知識・技能または発想・構想に苦手意識のある児童)とB群~苦手意識のない児童(A群以外の児童)2つのグループに分け,APTN(図画工作 ポートフォリオ タブレット ノート)の内容項目が,児童の主体的な学びに,どの程度有効に働いているかを調査・分析した。調査の結果,APTNの各内容項目が,主体的な学び(粘り強く取り組む・自らの学習を調整する)を促進していることが明らかになった。あわせて,苦手意識のあるA群の児童においては,めあてや振り返り等の外化につなげる教師の赤ペンが主体的な学びの獲得に重要であることが示唆された。