条例に基づく住民投票の結果には法的拘束力がなく、ここから住民投票の法制化が求められることがある。法的拘束力がないために投票結果はしばしば反故にされているのか、という問題意識から2010年代に実施された住民投票について検証したところ、「尊重」されなかった事例が5件存在し、そこには2010年代特有の事情があることなどが明らかになった。