2000年1月に実施された徳島市の住民投票は、従来の住民投票と比べ、約55%と最も投票率の低いものであった。しかし、これは市民の関心の低さゆえのものではなく、その原因は条令に盛り込まれた「50%条項」とこれを利用しようとしたボイコット戦術にあった。むしろ市民の間では活発な取り組みや議論が行われており、実際には高い関心のなかで行われた投票と評価できるものであった。(12ページ)