本稿では、ソーシャルワーク教育における演習教育だある社会福祉援助技術演習に着目し、その目的と内容について概観し、社会福祉専門職に求められる要素としての自己覚知の重要性について、学生の気づきや学びから考察している。また今後の専門職養成について、講義、演習、実習の学びの関係性と接近性を述べた上で、新たな自己覚知を促す手法開発と、演習教育における教材開発の必要性が求められる。