本誌の特集テーマである「家族支援と学童保育―その可能性と限界―」に関する2本の「実践報告」を受けて、近年の施策動向をふまえ、社会福祉、ソーシャルワークの観点から検討、考察した。学童保育における支援過程、支援目標、支援方法に着目し、日々の実践―すなわち生活の場とあそび―を基盤とした利用者との援助関係と、支援におけるアセスメント、連携の重要性を指摘した。