本研究は、教員を志望する大学生と教員を志望しない大学生の間で、道徳的価値観や規律に関しての差異を質問紙及びインタビューにて明らかにした。結果として、教員を志望する大学生においては、教員特有のビリーフが、教員非志望の大学生よりも強く検出され、規律や自主性を重視する傾向がみられた。一方で、教員非志望の大学生においては、他者との関わりにおける感謝や礼儀を重視する傾向がみられた。