キーワード:英雄主義、受容、カーライル、明治、清末、徳冨蘇峰、梁啓超、辜鴻銘 トーマス・カーライル(1795-1881、英)の英雄主義に対する受容態度を軸に、近代日中(明治日本と清末民初中国)における西洋思想への反応を比較・考察した一篇。明治日本の知識人としては国木田独歩や徳冨蘇峰らを、清末民初中国のそれとしては梁啓超や辜鴻銘らを採り上げ、彼らの共通点と差異について論じた。復旦大学の中文系教授である段懐清氏との共著。