本論文では家計経済研究所の2000-2008年パネルデータを用い,『新潟国際情報大学国際学部紀要』創刊準備号で用いたモデルを修正し,ともに正規雇用で週35時間以上働く夫婦の妻の家事労働行動がジェンダー・ディスプレイ仮説により支持されることを明らかにした.