非アルコール性脂肪肝炎(NASH)から肝細胞癌を発症した患者の臨床病理学的特徴を報告した厚生労働省研究班の論文である。近年、NASHが原因の肝細胞癌が急増しているといわれるが、その実態は不明であった。本研究では、肝細胞癌を発症したNASH症例を、世界で最も数多く集め、その特徴を解析した。本論文は米国と欧州の診療ガイドラインに引用された。筆頭著者を務めた。