本研究では、緑、山並みや庭園といった自然要素を中心とした景観に関する印象を調べ、景観要素の状態の違いや象徴的意味合いが自然性の印象評価に与える影響について検討した。具体的には、緑への人為的かかわりによる状態の変化、景観対象に対する文化や信仰の意味づけ、枯山水庭園における象徴的イメージ、の3点を取り上げ、印象評価への影響を論じた。