本研究では、慢性腰痛患者に対する静電容量式および抵抗性電気移乗療法の治療効果を検討した。この研究には、慢性腰痛の24人の患者(介入群と偽群にそれぞれ12人の患者)の疼痛強度、表在性および深部腰椎多裂筋のこわばりおよび最大前方体幹屈曲、および腸肋筋(胸部および腰部成分)および腰椎多裂筋の関連する活性化レベルを測定した。その結果、介入後の痛みの強さと筋肉のこわばりは、介入群の介入前の測定値よりも有意に低かった。しかし、立位体幹屈曲終点の筋活性化度に群間差は認められなかった事が明らかになった。