本研究の目的は、ヘルスツーリズムによるパーキンソン病(以下PD)の人の影響について、個別と集団で実施した場合の違いを検討することである。 研究目的を説明し同意の得られた33名を対象にヘルスツーリズムを実施し、施行前後の情動や遂行機能の変化を比較した。抑うつの程度は、個別や集団に関係なく改善していた。 個別で実施した場合には、遂行機能において改善が認められた。 PDの人は、個別でヘルスツーリズムを実施した場合の方が、遂行機能に変化が認められ脳機能に何らかの影響を与える可能性が示唆された。